IMPORTANCEなぜ非認知能力が求められるのか
子どもたちを取り巻く現在の環境
日本の子ども達を取り巻く環境は非常に厳しい状況になっています。日本の子ども達の精神的幸福度は先進国の中で最も低い数値となりました。また、自殺の数や不登校の数は統計以来過去最多となり、子どもの心は十分に育まれておらず危機的な状況です。そんな子ども達を育てる大人たちも非常に厳しい状況であり、教職員の精神疾患の数も過去最多、共働き世帯の増加により家庭で子どもと接する時間は減少。これらは子ども達の心を育む大人たちにその余裕がないことを顕著に表しています。このような状況が続けば、子ども達の心の状態はさらに悪化していくことが予想されます。
(出典)ユニセフ・イノチェンティ研究所:レポートカード16/文部科学省:児童生徒の問題行動・不登校調査/文部科学省:令和4年度公立学校教職員の人事行政状況調査/内閣府男女共同参画局:結婚と家族をめぐる基礎データ
社会環境の変化
社会環境がめまぐるしい速度で変化をしています。ひと昔前では考えられなかったような技術の登場、教育現場の変化、採用市場や企業側の意識の変化など、従来の考え方を大きく転換する必要性に迫られています。AI(人工知能)の飛躍的な向上は、人間がこれまで行ってきた読み書き算盤の仕事をすべて置き換えていきます。学校教育では1人1台のタブレットが当たり前の時代となりデジタル革命が起きています。学習指導要領では、子ども達の「心のチカラ」を育むための施策が数多く取り入れられています。こういった時代の流れに応じて、高校や大学では面接やAO入試などを取り入れる学校が増え、子どもがもつ「心のチカラ」に着目する動きが活発です。また、新卒採用市場などは出身大学や学力でのフィルターを撤廃し、コミュニケーション能力、オリジナリティ、主体性や行動力など「非認知能力」を評価し採用する方法へ大転換がなされています。今後、この流れは加速すると考えられ、ますます「心のチカラ」である非認知能力が重要な時代へと突入していきます。
テストの点数、IQの数値、暗記力、計算が早い等
読み書き算盤(認知能力)の時代から
コミュニケーション力、主体性、表現力、
自己肯定感、思考力等
自分らしさや個性(非認知能力)の時代へ
非認知能力の4つの柱は
実社会で求められる非常に重要な力
【 非認知能力の4つの力 】
- コミュニケーション
- 対話を通して、「1 + 1 = 2」ではなく 10、100に昇華させるチカラ
- オリジナリティ
- 対話を通して思考を深め、0から1を生み出すチカラ
- マネジメント
- 目の前の壁を分析し、整理し、どう行動するかを考えるチカラ
- ホスピタリティ
- 相手の視点に立ち、より良い状態を想像するチカラ
こころことばアカデミーは
「自分らしさ」や「個性」を伸ばします!